ニュース
News

2024.1.11

2023年度 自治体経営力日本一の自治体は千葉県印西市

全国1741自治体の経営努力を見える化した「全国自治体経営力ランキング」を今年も発表

 

株式会社コウダプロ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:幸田八州雄)が自治体経営力ランキング「自治体四季報」(https://j-shikiho.com/)の2023年度ランキングを発表したことをお知らせします。

自治体四季報とは?

総務省が公開している財政状況資料集および市町村税課税状況等の調を解析・数値化し、全国1741自治体の経営努力をランキング化したサイトです。

 

 

結果発表

全国自治体経営力ランキング

1位:千葉県 印西市(前年度3位)

人口増減率ランキング:2位(前年度4位)
地方税収増減率ランキング:76位(前年度58位)
人口一人当たり地方税収ランキング:125位(前年度129位)
人口一人当たり自治体純貯蓄額ランキング:200位(前年度205位)
人口一人当たり職員人件費ランキング:210位(前年度240位)

千葉県 印西市の特徴:
千葉県北部に位置し、千葉ニュータウンの中心都市である印西市がランキング1位となりました。
利根川や印旛沼に囲まれた豊かな自然環境を持ち、台地と低地の地形が特徴的です。商業活動が盛んで、新興住宅地の開発により子育て世代に人気の住宅都市「ベッドタウン」として成長しています。東京都心、成田空港へのアクセスが良好で、データセンターや商業施設が集積し、都市と自然が調和した発展を遂げています

 

2位:北海道 千歳市(前年度405位)

人口増減率ランキング:155位(前年度125位)
地方税収増減率ランキング:53位(前年度1604位)
人口一人当たり地方税収ランキング:275位(前年度503位)
人口一人当たり自治体純貯蓄額ランキング:291位(前年度601位)
人口一人当たり職員人件費ランキング:45位(前年度68位)

北海道 千歳市の特徴:
北海道の道央圏に位置し、支笏洞爺国立公園などの自然に恵まれた環境と、優れた交通アクセスを兼ね備えた千歳市がランキング2位となりました。
市内には工業団地や農業地域が広がり、自然、産業、都市環境が調和しています。札幌市にも近く、アクセスが便利。新千歳空港は国内線羽田-新千歳間は単一路線として世界一の乗降客数を誇ります。空港の活況や企業誘致による雇用の増加、妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援により子育て世代の移住が人口増加に繋がっています。

 

3位:東京都 青ヶ島村(前年度5位)

人口増減率ランキング:10位(前年度113位)
地方税収増減率ランキング:59位(前年度40位)
人口一人当たり地方税収ランキング:70位(前年度60位)
人口一人当たり自治体純貯蓄額ランキング:1位(前年度1位)
人口一人当たり職員人件費ランキング:1594位(前年度1584位)

東京都 青ヶ島村の特徴:
火山活動によって形成された複式火山で、大きなカルデラの中に小さな火山が存在する特徴的な島である青ヶ島村がランキング3位となりました。
外輪山から見ると、カルデラ内の壮大な自然と太平洋の美しい景色が広がります。空気が澄んでいるため、星空が特に美しく、季節ごとに異なる天体現象を観察することができます。アメリカの環境保護NGOから「死ぬまでに見るべき絶景13」に選ばれ、清らかな自然と人々の暮らしが共存する孤島です。

 

4位~10位は以下の通りです。

4位:福島県 西郷村(前年度2位)
5位:北海道 石狩市(前年度111位)
6位:東京都 昭島市(前年度48位)
7位:長野県 軽井沢町(前年度154位)
8位:山梨県 昭和町(前年度119位)
9位:福岡県 那珂川市(前年度484位)
10位:愛知県 日進市(前年度4位)

 

人口増減率ランキング

1位:千葉県 流山市(総合ランキング46位)
2位:千葉県 印西市(総合ランキング1位)
3位:茨城県 つくば市(総合ランキング21位)

 

地方税収増減率ランキング

1位:福島県 浪江町(総合ランキング880位)
2位:宮崎県 諸塚村(総合ランキング223位)
3位:福井県 美浜町(総合ランキング430位)

 

人口一人当たり地方税収ランキング

1位:北海道 泊村(総合ランキング292位)
2位:群馬県 上野村(総合ランキング556位)
3位:愛知県 飛島村(総合ランキング508位)

 

人口一人当たり自治体純貯蓄額ランキング

1位:東京都 青ヶ島村(総合ランキング3位)
2位:東京都 御蔵島村(総合ランキング957位)
3位:北海道 泊村(総合ランキング292位)

 

人口一人当たり職員人件費ランキング

1位:青森県 十和田市(総合ランキング511位)
2位:福岡県 那珂川市(総合ランキング9位)
3位:北海道 北斗市(総合ランキング123位)

 

ランキング詳細は公式サイトへ!
https://j-shikiho.com/

 

 

「ジャンプアップランキング」を追加

今回より、昨年度から大きく順位を上げた自治体を「ジャンプアップランキング」として発表しています。
1位:北海道 八雲町(昨年度1570位→今年度460位)
2位:北海道 せたな町(昨年度1660位→今年度702位)
3位:広島県 竹原市(昨年度1429位→今年度540位)

 

 

運営者の幸田八州雄よりコメント

自治体四季報を作ってから丸3年がたちました。
その間、延べ3名の自治体の首長様に自治体経営大賞の表彰をさせていただきました。

この3年間、様々な方から、
・なんで続けているの?
・どうやってマネタイズするの?
・本当に公平なランキングなの?
などなど様々な質問をいただきました。

正直なところを申し上げると、自治体四季報は1円の収入にもなっていませんし、完全にすべての立場の方にご納得いただける指標とも思っていません。
(もちろん毎年改良を加えておりますので、相当に合理的な指標に基づくランキングであるという点は多少自負しております)

そういう思いの中、「なんで自治体四季報を続けているの???」と問われたときに、「私はなんでやってるんだろう?」と、改めて考えてみたりしているのが実際のところです。

でもぼんやりと思うことは、「日本を良くしたい。そのためには、地方自治の最前線で様々な大人の事情と戦いながら奮闘しておられる首長様、自治体職員の皆様の頑張りを絶対に見える化しなければいけない。」という、ある種の使命感のような事なんだろうと思います。

僕自身が有権者として市長選挙に投票するときに判断材料の少なさに愕然とします。
「首長さんの自治体経営の結果、業績が良かったのか?そうでないのか?」
それさえも全くわからないのです。

企業経営に例えたら、「決算がよかったのか?悪かったのか?」さえも分からない状態です。
そのような、情報がない中で行われる「選挙」の意義さえも問われかねない状況と感じます。

そのような状況であるならば、首長様や自治体職員の皆様の業績を、少なくとも客観的な数値的指標の面だけでも表現するべきではないのでしょうか?

当然ながら地方自治体という性質上、業績が数値だけで表現できるとは考えていません。
数値に現れることのない、重要な仕事も多々あると思います。
ですが、少なくとも数値としての業績(自治体経営の事実)を有権者・納税者が知ることができるということは日本の民主主義・地方自治にとって重要かつ必要な事ではないでしょうか?

そのような思いで自治体四季報を続けております。

いつか自治体の首長様が、選挙で「私の4年間で自治体四季報ランキング〇位を□位まで向上させました!!」と誇っていただくことが私どもの願いです。
頑張る首長様と公務員の皆さまを応援する目的のためにのみ自治体四季報は存在し、今後もそうあり続けます。
自治体四季報がそのような方々のモチベーションの一助となることができましたら望外の喜びです。

 

 

 

自治体四季報のアルゴリズム

自治体四季報は、独自指標「自治体スコア」に基づいて全国自治体経営力ランキングを作成しています。

自治体スコアとは?

自治体スコアとは、自治体の経営状態が数値化された指標です。
自治体スコアは、以下の5つのメイン指標を元に算出されます。
1.人口増減率(人が住みたくなる魅力度の指標)
2.地方税収増減率(住民の豊かさや地域経済の伸び率の指標)
3.人口一人当たり地方税収(住民や企業の豊かさの指標)
4.人口一人当たり自治体純貯蓄額(人口一人当たりにおいて、自治体が保有している純貯蓄の総額が分かる指標)
5.人口一人当たり職員人件費(自治体運営の合理化度の指標)

自治体スコアの算出方法

自治体スコアの算出には、1742という数字を用いています。(1742は日本全国の自治体数をもとにしています。)
5つのメイン指標について、それぞれスコア化し、1位の場合は1742ポイント、最下位の場合は1ポイントを加算し、5つの合算値が自治体スコアとなります。

 

会社概要

株式会社コウダプロは「面白屋」・「ワクワク屋」です。
2016年に設立し、実行可能で成果に直結するアイデアを基盤とする商品開発を行っています。
化粧品やサプリメントを中心とするOEM事業を主軸とし、自社製品の「アスガール顆粒」、「カラッとペーパー」、「大人のカレースパイス」を新規事業として立ち上げ中です。

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社コウダプロ 広報担当:原口
電話:092-791-5081 FAX:092-791-5087 (受付時間:平日9時~17時)
メールアドレス:m-haraguchi@kouda-pro.co.jp

お問い合わせ

Contact

TEL.092-791-5081

FAX.092-791-5087

営業時間 9:00〜17:00 定休日:土・日・祝日