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想定外の夏休み!?『就活』と『授業』に疑問を持った僕は、屋久島の大自然の中で人生を見つめ直しました。【内定者紹介】

 

こんにちは、コウダプロ5期生の沼口です!

現在、私はコウダプロでインターンシップとして働いており、

同期を募集する』という趣旨で記事を執筆しています。

そして、前回から3回にわたってこの記事の執筆者である

沼口佑斗の『大学生活』について紹介しています。

前回は、私の大学生活において、ある大学教授との出会いにより、

自由でアクティブな人柄に成長していく軌跡をご紹介しました。

まだご覧になられていない方は是非そちらもご覧ください。

 

 

今回のテーマは、【沼口佑斗の激動の大学3年生と就活】です。

『悩み、もやもや、葛藤』とひたすら向き合った1年間。

このテーマは、当時の自分の心情を正確に言語化するという点において

1番難しいテーマだと感じています。

できるだけ分かりやすくお話しさせていただくので、ぜひ最後までお楽しみください!

 

 

第5章(就活の始まり)

大学3年生の4月になると、私の学科ではそれぞれの専門のコースに配属されます。

私は『焼酎発酵微生物学コース』という、

焼酎に関連する微生物を専攻するコースに希望して配属されました。

このコースを希望した理由は、焼酎を専攻している大学が日本では鹿児島大学だけであり、その希少性に惹かれたからです。

大学入学時の僕は、鹿児島大学の農学部に対して、

実生活に直接結びつく内容を勉強できる場所』

とイメージしていました。

しかし、3年生になり、専門性の高い内容を勉強していく中で

「いま勉強している内容は普段の生活の中でいつ使うのだろうか?」

とよくありがちな疑問が膨らんでいきました。

その結果、大学の授業に対するモチベーションがどんどん低くなり、

自分の時間が授業によって無くなっていくような感覚を覚えました。

それにより、大学入学時は食品会社に入社することを希望していたものの、

独学で勉強していたプログラミングや資格で取得した日商簿記2級、

サークルで携わっていた農業の経験などを将来の職業に活かしたいと考え始めました。

しかし、実際には『自分がやりたいこと』がよく分かりませんでした。

そして6月、某求人サイトにて23卒に向けて夏のインターンシップの募集が始まりました。

私は、実際にサイトを利用して6社の企業のインターンシップにエントリーしました。

しかし、『やりたいこと』がはっきりしておらず、新型コロナウイルスの影響により

オンライン形式での開催が多かったため、インターンシップに対して

あまり乗り気になれませんでした。

よく就活サイトに載っている情報や就活体験談では、

3年生の夏は就活で重要な時期」だと言われていたので、『不安』や『焦り』だけが大きくなっていきました。

 

 

第6章(人生の分岐点)

就活と同時に、私の人生を大きく変えるきっかけとなった集中講義である

森ひと体験」のスタッフの募集も始まりました。

森ひと体験とは「世界一楽しい授業」というテーマで行われており、

20人の学生が4泊5日の中で活動内容や献立を自分たちで考えて生活する授業です。

1年生の時は参加者、2年生の時はスタッフとして参加しており、

「来年はリーダーをやってみたい!」と思っていたので、条件反射的に応募しました。

 

 

しかし、スタッフの希望者が例年より多かったため、

8人の中で2人を落とさなければなりませんでした。

Zoomを使ってミーティングをし、それぞれの想いを語り合ったのですが、

その時出てきた自分の発言に自分でもびっくりしました。

「今回の森ひと体験はあまり参加したい気持ちがない。

みんなと一緒に授業を作っていく自信がないので…」

スタッフをしたくて集まっているはずなのに、こんな発言をしてしまったのです。

しかし、これは紛れもなく自分の本心でした。

就活や学校の授業で疲弊し、『何がやりたいか、自分とは何なのか』が

完全にわからなくなっていました。

こんな発言をしましたが、教授とは3年間ずっと一緒にいたので、

内心では結局選ばれるのではないかと思っていました。

そして結果は…

『落選』

 

メールが来た瞬間頭が真っ白になりました。

4年間通して森ひと体験には参加するつもりでいたので、

どうしていいかわからず、外に出て1時間くらい泣きながら走り続けました。(笑)

家に帰ってどうしようかと考えていると、以前友人が9月に屋久島で開催される

環境系学生未来塾』というイベントの宣伝をしていることを思い出しました。

未来塾とは、

様々な『もやもや』を抱えた学生が、屋久島の雄大な自然の中で自分の人生をデザインする

というコンセプトのもとに4泊5日で行われるイベントです。

未来塾のホームページを見た時、

「これだ!いや、むしろこっちだ!!」

と思い、すぐに応募しました。

この決断は私にとってあまりにも大きなものであり、

私の今までの価値観、考え方、アイデンティティなど全てが崩れ落ちるきっかけとなるものでした。

 

 

第7章(未来塾)

8月になり夏休みに入ると、学校で開催される就職ガイダンス就職相談などのお知らせ

が次々に届くようになりました。

しかし、7月に行われたオンライン形式でのインターンシップに意味を見出せず、

就活を中断して『自分と向き合う』夏休みにしようと考えていました。

そのため、これらすべてのイベントに参加せず、

自分が抱えている『不安』や『もやもや』を明確にすることに集中していました。

そうは言っても、生活していく中であらゆる場面において

「自分が今やっていることは正しいのだろうか?」

という不安に満ちた疑問が常にありました。

そして、あっという間に夏休みが過ぎていき、屋久島での未来塾が始まりました。

雄大な自然が織りなす屋久島は、まるで『時間』という概念が無いかように感じ、

自分の『もやもや』と向き合うのに最適な環境でした。

未来塾では、『対話』を中心とした活動が多く、

1日の中で数回にわたり、2人組で『ただ聴き、ただ語る』時間が設けられていました。

聴き手は、静かに相手の声に耳を傾け、

話す側は、自分の中にある言葉を置く

という今まで体験したことのない不思議な活動でしたが、とても良い時間でした。

それだけでなく、シュノーケリングや星空観察、人生グラフの作成、砂浜でのごみ拾い

など密度の濃すぎる5日間を過ごしました。

 

 

その中でも最も印象に残っているのは、「スタッフトーク」です。

未来塾のスタッフの人たちは、社会人として屋久島で働いていたり、

大学を休学してあちこちでワーケーションのような形で暮らしていたり、

教員採用試験で落ちたことがきっかけで日本を自転車で一周する旅に出ていたり、

ぶっ飛んだ人たちがたくさんいました。(笑)

スタッフの方々の話は本当に面白く、聞いたことがない体験や考え方にあふれており、

思わずニヤニヤしながら聞いていました。

それと同時に、自分に対する多様な『働き方』や『暮らし方』、『考え方』の可能性を感じ、

「自分もこんな面白い体験や枠にとらわれない考え方をしてみたい!」

と思いました。

これが私の固定観念がすべて崩れ落ちた瞬間でした。

未来塾の代表の方から未来塾が終わる時に

「選択自体に意味はない。大切なのはその選択をどう意味づけるか。」

という言葉を頂きました。

私は森ひと体験に落選し、『自分と向き合う時間』として夏休みを過ごすと決めたことで、

未来塾に参加できたと意味づけました。

 

 

未来塾に参加して良かった点は2つあります。

1つ目は、自分と同じような『もやもや』を抱えている全国の学生と繋がれたこと。

2つ目は、「自分の選択に間違いはない。その選択よりもどう意味づけるかが大切だから。

と自信をもって思えるようになったこと。

そして未来塾に参加ことで、様々な固定観念が無くなりました。

それにより、ある意味で人生の『バグ』が起こり始め、

コウダプロというちょっと変わった企業に出会うことになったのですが…【次回へ続く】

 

 

今回は「激動の大学3年生と就活」というテーマでお話しました。

現在就活で悩んでいる大学3年生の皆さん、

働き方」は1通りではなく、いろんな可能性があることを知っていてほしいです。

私自身も、もっといろんな可能性を信じて日々成長していきたいです!

そして次回は、

涙の決断!コウダプロとの出会い」というテーマでお話しさせていただきます。

未来塾が終わってからどのようにコウダプロに出会い、なぜ入社を決意したのか。

非常に濃い内容となっていますので、お見逃しなく!

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