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まるでフィクションのような大波乱の3か月を経て、激アツなコウダプロにフィットしました。120%の貢献意識で仕事をしています!【コウダプロの社員紹介 Vol.11】人事・総務:江島 香菜子

 

コウダプロ新卒3年目の原口です(/・ω・)/

本日は、コウダプロの社員紹介11人目となる江島をご紹介致します!

■部署・入社時期
人事・総務/2021年3月

■入社のきっかけ・理由
前職で幸田社長と出会い、幸田社長が退職された後も私は約20年間前職で通販のコールセンターに従事していました。
職場の雰囲気も良く楽しく過ごしていたのですが、ふと、残りの社会人生活はこのままで良いのか?と考えた時に幸田社長からご連絡があり流れに身を任せてみました。

■コウダプロの面白いところやワクワクするところは?
緊張感を持ちつつ、呼吸を合わせるところです。
例えるなら、ブルーインパルスを操縦しているような感覚です。
先導者(社長)がいて、各機体のパイロットが呼吸を合わせながら連係プレーを行います。

■あなたにとってのコウダプロとは?
人間力・経験値を高める場所。
日々、成長できる環境に感謝です。

■働くうえで大事にしていることは?
楽しむ!
仕事は楽しい事ばかりではありませんが、失敗も含めて経験です。
その失敗から何を学ぶか?が大事だと思います。
失敗や苦労を楽しみながら成長していきたいです。

■どんな人でありたい?
自分に正直に。
らしく頑張る。

■今の自分の課題は?それをどうしていきたい?
前職と業務内容が異なるためスキル不足を痛感しています。
現職のやり方を身につけて”一人前のプロ”になります!

このプロフィールシートを読んで、率直に「もっと話を聞いてみたい!」と思いましたので、江島の想いを根ほり葉ほり伺ってみました。

原口:入社の理由として「ふと残りの社会人生活はこのままで良いのか?と考えた」とありますが、前職ではどのようなことをお感じになっていたのでしょうか?

江島:端的に言うと、「成長できていないな」と感じていました。

化粧品の通販企業(以下J社)に勤めていたのですが、わたしはそこでコールセンターしか経験していませんでした。
コールセンターの中でも品質担当や営業担当などと担当が分かれており、それをひとつひとつ経験していくのが楽しかったんです。
他の人はいろんな部署を経験していましたが、わたしはコールセンター内で領域を広げたかったので、コールセンターから出ることを望んでいませんでした。
コールの品質向上、メールでの接客、センター全体のコストカット、新入社員の育成など、様々なことをやっていたので、飽きることはなかったです。

ですが、圧倒的な成長もありませんでした。
「まわりの人は成長しているのに、自分は成長がないままに社会人生活の終わりを迎えるのか」と思うと焦りを感じていました。

とはいえ、わたしには家庭もあり、子どももいるので、8時から17時までしか働けず、絶対に残業はできないという制約があります。
だからJ社を離れたくても離れられず、一生残ることを決めていました。

そんなとき、幸田社長から「今何の仕事してるの?」と連絡がきました。
10年以上前、幸田社長もJ社に在籍されており、数年一緒に仕事をしていたんです。

幸田社長に心の葛藤を話していたわけではありませんでしたが、たまたまそのタイミングで連絡がきたので驚きました。
コウダプロはヒット屋として化粧品のOEMをしている会社ですから、「J社の製品開発担当の人と引き合わせるためにお声掛けいただいているのかな?」と思いながら最初の面談に行きました。

ですが、面談時に話されたのはそのようなことではなく、「江島さん、うちで働いてみない?」というオファーでした。
わたしはモノづくりなどに関してはまったくの未経験でしたから、「わたし、やれますか?」と聞いたら「はじめから上手くいくことなんてないよ。でもちゃんとやれば大丈夫。大切なのはスキルじゃなくて人なんだよ。」との言葉をいただきました。

正直戸惑いましたが、このままコールセンターを縦に深堀って極めるよりも、横に広げていくほうが成長できるなと思いました。
家庭の事情についても大変よく理解していただき、コウダプロへの転職を決めました。

原口:幸田社長とはずいぶん長いお付き合いになるんですね!
ところで、J社での幸田社長はパワハラマネージャーだと言われていたそうですが(笑)、そのような方の会社へ行くことに抵抗はなかったのでしょうか?

江島:ありませんでした。
もし幸田社長がパワハラマネージャーのままだったらコウダプロには入社していなかったと思います。

幸田社長がJ社を辞められてからもたまに連絡はとっており、わたしの近況へのアドバイスをいただいていました。
自分にはない視点でアドバイスをくれる存在で、何か意見が欲しいときには幸田社長に連絡していたんです。
J社にいらっしゃった頃と今の幸田社長はまったく違う人で、「あんなにひどかった人がこんなに更生できるんだ!変われるんだ!」と思いました(笑)

原口:かつての幸田社長がとても気になります…。
働く上で大事にしていることとして「失敗や苦労を楽しむ」と回答されていますが、この回答の背景には江島さんのどのような価値観があるのでしょうか?

江島:言葉の重み、というものについて考えると、わたしは誰かから言葉をもらうときにそれを感じることが多いんです。
同じ言葉でも、誰が言うかによって伝わり方が違うことってありますよね。
そんな重みや伝わり方の違いは、失敗や苦労からくるのではないかと思っています。
逆に、失敗や苦労がない人から何かを言われても薄く感じるのではないか、と。

J社で初めて部下を教育する立場になったとき、わたしは上司にこんな相談をしました。
「教えている子たちの出来が良くて、すぐに追い越されそうなんです。」

すると、その上司から「江島さん、教育者は自分を越えさせてなんぼよ」と言われたのです。

この言葉に感銘を受けたわたしは、考え方を改めました。
「どうすればこの人たちは成長できるのだろう?」、「人それぞれ価値観や境遇が異なる中で、どういうアプローチをするとその人がより生き生きと働けるだろうか?」などを考えるようになりました。

出来ない人の気持ちは、それが出来ない経験をした人にしかわからないものです。
自分の失敗や苦労の経験は、後々誰かにアドバイスできたり共感できたりすることに繋がります。
わたしの失敗や苦労の経験は誰かにとっての強みになるのではないか?と思うからこそ、私はそれらを楽しんでいます。

原口:「若いうちはたくさん失敗していい」とはよく聞きますが、その経験はそんなことにも通じてくるんですね。
さて、「どんな人でありたい?」という質問には「らしく頑張る」と回答されていますが、江島さんらしさとはどういったことでしょうか?

江島:嘘がつけないことです。
自分の意に反することはやりたくないですし、それが周囲にも筒抜けで…。
例えば、悪い製品なのに売る、なんてことは絶対にできません。

また、まわりからは「どんなことがあっても悲壮感がないよね」と言われます。
悩みを抱えていたとしても、自分の状況や環境が変わればその悩みはちっぽけになります。
人生の中で何度か大きな事件を経験したことがあるのですが、そのたびに「あの時のあれはどうでもいいことだったな」と思えたんです。
事件が起きて、壁を乗り越えるときに、ちっぽけだと思えることが悲壮感がないことに繋がっているのだと思います。

原口:確かに江島さんと接していると嘘のつけなさやいつも明るい様子が伝わってきます。
プロフィールシート及びインタビューのご協力、有難うございました!!

と、ここまでが約1か月程前の江島の想いでした。
本当はここまでで本記事を公開予定だったのですが…。

\2021年6月下旬、コウダプロでとある事件が起きたのです…!!/

原口:1か月程前に上記のインタビューを実施しましたが…。
あれから”事件”が起きましたね。その時の状況と今のお気持ちをお聞かせください。

江島:遠い昔のような気持ちであまり覚えていない、というのが正直なところではありますが…。

6月のとある金曜日、社長との人事面談があり、その際に「コウダプロを辞めたいです」とのお話をしました。
その数日前にリーダー会議を行ったのですが、「わたしはここにいるべきじゃない、いてはいけない」と思ってしまったのです。

そう思ってしまったのは、わたしには他のリーダーたちと会社や仕事に対する温度感の差があったのですが、社長から「江島さんは違う畑(=J社)からやってきてね…」ということを入社して3か月も経って、まだ言わせていることが許せなかったからです。

当時の気持ちをありのままに申し上げると、ヒット屋リーダーの熊谷さんと江西さんに対して、わたしは「箱」に入っていました。
「なんで伝わらないんだろう?なんでこんなにも合わないんだろう?」 そう思っていました。

箱とは?:自分を正当化し、相手を非難したいときに入るもの。
参考書籍:日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する

社長に辞めたいと伝えたときに、「身の丈に合っていない」という言葉を使いました。
まわりとはレベルが違い、ここで活躍できるイメージが持てなかったからです。
ですから、会社にとっても自分にとっても去ったほうがいいと思っていました。
会社にとってわたしが必要な存在ではないと感じていたので、辞めることを決めて、ある意味スッキリしていました。

ただ、当時の部下である藤原さんを途中で放り出す形になってしまったり、せっかく社長に誘ってもらったのに去ることに対しては申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

翌週月曜日の朝礼は、非常に居づらかったことを覚えています。

そしてその翌日。
コウダプロでは、毎週末に幸田社長から「週刊幸田のアタマとココロの中」というものが配信されます。
ここには、その時社長がリアルに感じていること・考えていることがいくつかのトピックに分かれて書かれており、その内容について全社員でディスカッションして疑問や意見を言い合うのが火曜日の朝礼なのですが…。

その週の「週刊幸田のアタマとココロの中」にはこんなことが書かれていました。
「組織・チーム・共同体の中では、『自分にはココしかない、ココを絶対失いたくない』という気持ちがある人は成功する」

これに対して、「皆さんはこの気持ちをどれぐらい持っていますか?」との問いが投げられたのですが、3期生(=今年4月に入社した新卒社員)の中で「80%ぐらい持っている」、「わたしは90%」などの発言をする人がいて、それを聞いて感情が揺さぶられました。

数日後には退職することが決まってはいましたが、「この3か月間、売上を上げたわけでもなく、貢献できていなかったわたしが最後にできることって何だろう?」と頭で考えを巡らせたときに、「ここで頑張っている人たちに最後に何かお伝えせねばいけないのでは」という衝動にかられ、口から自然とこの言葉が出ました。

「100%持っていないなら辞めたほうがいいよ」

普段、月曜日以外の朝礼に社長が参加されることはないのですが、たまたまその日は社長がおり、それを聞かれて、「そのセリフって(普段激アツな)熊谷さんと一緒じゃん」と言われました。

目から鱗でした…。
確かにその通りです。

そして、「江島さんはさ、今この瞬間、コウダプロにフィットしたんよ。今までは合わない環境に頑張って合わせようとしていたから苦しかったんよね。フィットしたなら辞める必要ないんやない?」と言われました。

辞めることを決意してはいましたが、逃げ出すようにしてコウダプロを去るのは嫌でした。
人間関係や環境に合わないなどの問題は、この先も起こり得ることだなと考えると、「だったら今乗り越えなきゃ」と思い、コウダプロに残ることを決めました。

辞めることを辞めたのです。

わたしには二面性があるんですよね。
“おとなしくて真面目”な守りが強い面と、“思ったことはハッキリと言う主体性と適度な適当さ”を持った攻めが強い面。
わかりやすく言うと、管理部側と事業部側、みたいなことです。

事業部側が本当の自分で、管理部側は自己プロデュースの結果なのですが、なぜそんな自己プロデュースをしてしまったかというと…。

J社では事業部側の性質を持つ人はめんどくさいとされていたので封じ込めていたんです。
何か思うことがあっても、それを言うと、周囲からめんどくさいと思われ否定されるような環境では、労力を使っても無駄だと思うようになり、戦う力を自ら失ってしまいました。

今思うと、このクセがあるままコウダプロに入社していました。
「入社したばかりで教えてもらう立場だから」、「アウェイな環境だから」と思ってしまい、本当の自分が出せていませんでした。
無駄な遠慮ですよね。

偽りの江島 香菜子として過ごした3か月を経て、辞める決心をしたとき、ようやく素の自分が出せました

原口:江島さんのおせっかいっぷりがなければ今この瞬間、こんなお話を聞くこともできませんでしたね。
さて、この事件を経て、江島さんはヒット屋側から人事・総務へと移ることになりましたが、その点についてはどのようにお感じでしょうか?

江島:もともと、転職を検討していた際に求めていたものは”成長できる環境かどうか”だったので、どのチームに配属されても良かったんです。
わずか3か月という短期間で、「どうすれば江島がもっと働きやすく、会社としても良い結果が出せるか?」を心の底から考えて部署変更をしてくださった幸田社長には感謝しかありません。

人事・総務として仕事をする中で、今までは知らなかった多くの知識を吸収しています。
例えば、クラウドソーシングサービスとして有名な”ランサーズ”も知らなくて、「世の中にはこんな依頼の仕方があるのか!」と驚きました。
全てが新鮮で、まるで新人のような気持ちで日々働いています。
また、全てにおいて、1から自分で考えて仕事を構築できることもとても楽しいです。

それに、コウダプロはオープンな社風ですし、社内に情報が溢れているので、他のチームの事例でも勉強になることはたくさんあります。

今の目標は、自分の給料分に見合った成果を早く出すことです。
ですが、人事・総務という役割は、結果が目に見えないので、そこでどう頑張るかは新たなチャレンジですね!

以上、かなりのボリュームで江島のプロフィールシートをお届け致しました!
社会人3年目のわたしからすると、長年のキャリアを積み上げてきた江島が、こんなにもむき出しで自己革新をしていく様子を目の当たりにできたことは、非常に大きな学びになりました。

若手も先輩も関係なく、それぞれが自分自身と向き合って、自己革新していく。
それがコウダプロです。

 

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